保健協会だより

健診ちゃんと受けていますか?
年に一度は健康チェックを

 年に一度の健診、あなたは必ず受けていますか?
 健診というと「また受けるの?」「面倒だなあ」と思われる方もいることでしょ う。しかし健診とは、実はとても大切なものなのです。
 みなさんの身体は、日々頑張って活動しています。時には少々無理をしたり、 疲れがたまったり…。そんな体の状態を年に一度総チェックしてあげましょう。
 厚生労働省の指針では、子宮がんは20歳から、乳・胃・肺・大腸がんは40歳か らの検診を勧めています。それぞれの検診で早期発見に努めましょう。

■健診をより活かすためのポイント

@40歳が受診年齢
 生活習慣病は、40歳代から増加する傾向があります。病気を早期発見するた  めにも、できれば元気な30歳代の内から健診の受診習慣をつけましょう。

A年に一回は必ず受ける
 昨年異常がなかったからといって安心は禁物。この1年の間に新しい病気が  住みついている可能性があります。

B「要精検」を怖がらない
 もともと健診とは、自分では気づかない病気を見つけるためのもの。健診後  に「要精検」の結果が出ても、怖がらず必ず受けましょう。

C結果を今後の生活に活かす
 検査結果と照らし合わせ、今までの生活を振り返って見ましょう。悪い生活  習慣が思いあたったら、早めに改善することが健康の秘訣です。

■健診後はアフターケアを忘れずに

 健診は、受けっぱなしでは意味がありません。検査結果が出て、生活上の注意 などを受けた場合には、速やかに指示に従いましょう。また、検査結果は大切に保 管し、今後の健康維持に役立てましょう。

健診を受けたら
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要精検(要再検)
要精検とは「疑わしいところを、もう少し詳しく検査しましょう」という意味。 怖がらず、必ず受診しましょう。
正常(異常なし)
今回は異常なしだったあなた、おめでとうございます。しかし油断は禁物。 これからも健康的な生活を心がけましょう。
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要観察(要監視・要注意)
服用などの治療は不要ですが、日常生活に注意し、 定期的に検査を受けながら様子を見ていきます。
要治療
検査所見で異常が見つかったので、薬を飲むなどの治療が必要になります。 外来通院程度で済む場合が多いようです。
要休養
検査で異常が見つかりました。 家庭での休養、または入院などの必要があります。
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治療中はこんなことを守って
●医師の指示(減塩・節酒など)を必ず守る。
●通院する際には、勝手に通院をやめるなど自分勝手な判断はしない。
●服用を指示されたら、薬は処方通りに飲む。勝手にやめない。
●医師を信頼し、転院を繰り返すようなことはしない。




No.58 目次
表紙
ズームアップ・気になる数値解説『肥満の知識』
フォローアップ『肥満』
職場レポート52『ひまわり乳業株式会社』
健康づくり施設訪問吉川村『天然色劇場・桜つづみ公園』
保健協会だより「年に一度は健康チェックを」
健康づくりは食事から 年末年始編
胃にやさしいメニュー